LOG.8 塊都
外の橋
- カラカラと回っているのは、なにかのファン。建設者の部品というよりは建材の一部だろう。
- コマではあっという間だが、おそらく途方もなく長い時間が流れて、終端についている
- 橋には、どこにも降りていけない階段がついている。こういう乱造なところがいい。
- 霧亥の首にはなにかのギア、肩からはコップと+マークの筒がぶら下がっている。
- このギアは劇場版ではセーフガード避けとして描かれていたが、原作でも同じかは分からない。
- 筒の+はおそらく統治局とは無関係で、ただの巨大なねじがついた何かの部品だろう。それともホルスター?
第一乾人
- ドロドロを集める乾人の少女(?)。劇場版では、ドロドロは食料として描写されていたが、原作でも同じかは分からない。
- 巨大な人工管虫。本来はこのあたり一帯のメンテナンスを担っていたのかもしれないが、暴走している可能性もありそうだ。それにしても非常に素晴らしいデザインである。
- 乾人の中でもこの少女のみ額に目がついている。タトゥーなのか機能を持っているのかは分からない。
もしかするとこの少女は特別な存在なのかもしれない。 - 珪素生物生産工場の入り口にも、非常に似た、十字と目のエンブレムがついている。なにか関係があるのだろうか。
- 他の乾人のなかには、腰に骸骨のようなものをぶら下げている者たちがいる。下級の珪素生物の頭蓋骨にも見える。
- もしかすると、生産工場の本来の管理者につながる存在で、珪素生物とは敵対しているのかもしれない。
- 乾人たちは、あたかも「造換」と似たエフェクトで立ち去っている。もしかすると、ある程度ネットスフィアの機能を利用できるのかもしれない。
さらに彷徨う霧亥
荷受所
- 手前の老人たちはヘッドギアをつけ、ふいごのついた機械からなにかを吸っている。精神ドラッグだろうか。
- 奥の老人はまるで電話の交換手のようになにかの配線をつなぎかえている。
- 受付の者も、額の両端に四角い端子のようなものがついている。ヘッドギアと接続するのに使うのかもしれない。
- テッツァンのトラックが斜めにハンガーに停まってるシーンがとにかくかっこいい。
- 外に飛び出したトラックの右側には多肉植物状の構造体が見えている
- トラックの操縦席がめちゃくちゃかっこいい
- 廃棄階層は、塊都の技術により統治局の干渉を妨害しているのか、それともネットスフィアのカオス化で生じた監視の隙間なのかは分からない。
乾人の襲撃
- 落ちてきた巨大管虫は前出のものよりも自然発生のものに見える。こちらがベースになったのかもしれない。
- 走るトラックを足で追い越す乾人。驚異的な身体能力である。
- 額や肩に横線の多いセーフガードマーク(≡|≡)の個体もいることから、なにかしらネットスフィアによって造られた(そして廃棄された?)存在なのかもしれない。
- 前出の珪素生物生産工場との符合を考えると、もともとは「生産局」のような統治局の下部or同列組織の素体なのかもしれない。
- 車内で乾人が発砲しているのはテッツァンの銃。
塊都ハードランディング
- 生電社の運び手(大型)のデザインが本当に本当に素晴らしい。長い腕も多眼の頭も。
- 積み荷=乾人の体が蛹のような拘束服に入っている。珪素生物たちが少年を包んだのは生物的な繭だったが、こちらは人間が設計した工業製品。その対比が面白い。
- 乾人は中性種らしい。おそらく何者かにデザインされ人工的に造られた(使役用の?)存在だろう。(それとも移植後に中性種になるのだろうか?)
- 移植とはどういう意味だろう?このあと出てくる人型ではない生電社の手下はみな乾人を改造したものかもしれない。
- 重力子放射線射出装置のビームが塊都の外の配管に当たる。スケール感が狂う素晴らしい一コマ。
- 珍しい霧亥の笑顔(恐い)
- 生電社の人たちは重力子放射線射出装置を知っている。
- そして注射で急速充電する霧亥。
- 目に見えない”場”でビームを湾曲させる改造種。わざわざ言うのも無粋だが、手のモチーフはもちろんあれ。しかし全体として非常に魅力的なデザインである。
- 運び手と同じく、生電社によって(乾人を使って?)創り出された存在だろう。丁寧に「生」の商標入り。
- 目と手、どちらでも”場”を生成しているような描写がある。
- そして塊都の猥雑な街並みへと足を踏み入れていく霧亥。